2011年8月19日金曜日

300年の記念撮影!

今年9月に行われる、

創業300年のお祝い

を前に、新しい半纏・はんてんが出来上がり、

早速全員で記念撮影をしました(^O^)/


正門 ・ 事務所前 ・ 樽看板の前

の3か所で撮影しましたが、とっても暑くて・眩しくて・結構大変でした(*_*)



こちらが樽看板の前でのメーキング画像!

夏用にあつらえた黒の半纏の背中には「自然酒」

そして右の襟には「創業300年記念」の文字を入れました☆☆☆


 
出来あがった写真は、

作成中の記念誌や、9月から商品に掛ける首掛けに使う予定ですので、

見かけたらじっくり見てやって下さい!



ちなみに・・・




上が創業200年の記念に、正門で撮られた当時の写真(右襟に200年の文字が)

で、下が今回撮影した正門での記念写真。

灯篭こそ変わっていますが、欅造りの正門は100年経っても全く変わりません!

100年間、田村の地と仁井田本家を守って来てくれたご先祖さまと先達たちに、

心から感謝・感謝<(_ _)>



気の早い話ですが、

創業400年の記念撮影もこの正門前で、

そしてみんなが笑顔で写っていられるよう、

精一杯がんばりますので、

何とぞ変わらぬご愛顧を心よりお願い申し上げます<(_ _)>

2011年8月9日火曜日

今年の原料米について

東日本大震災からもうすぐ5ヶ月、

自社田の稲に今年も穂が出始めました

9月下旬には刈取りが始まり、
10月1日には「ふれあい体験・稲刈り編」を予定しています(^v^)


さて、牛肉の放射能汚染の原因として、稲わらの放射能汚染が問題になっており、

なぜ稲わらから高濃度の放射性物質が検出されたのか?

田んぼの土は大丈夫なのか?


金寳製品をご贔屓くださる皆さまもきっとご心配頂いていることと思います。


稲わらは中空構造をしており、

その構造ゆえに刈り取って田んぼで干された、

乾燥した稲わらは水分を吸収する力が高く、

そこに放射性物質を大量に含んだ雨や雪が降ると、まず稲わらに吸収されます。

やがて晴天が続くと、水分だけが稲わらから蒸発し、セシウム等は残ります。

また雨が降ると、同じようにセシウムを含んだ水を吸い上げ、それがまた水分だけ蒸発してさらに放射性セシウムの濃度が高くなる。

これを何回か繰り返したことで、通常では考えられないような高い放射性セシウムが検出されたということです。


ただし、この乾燥・濃縮のメカニズムは田んぼに生えている稲のわら部分では起きません。

いろいろな実験データや理論値がありますが、土壌から白米への放射性物質の移行係数は0.012以下であると言われています。


この移行係数等については、私も今専門の方々から教えて頂いている最中ですので、その知識を自分のものにしてから改めて書かせて頂きますが、

先にご報告した通り、仁井田本家では田んぼの土壌分析や、

収穫した玄米の放射能分析の結果など、自分がお客様だったら知りたいと思う情報について、出来るだけ検査を受け、その結果を全て皆さまに公開していきます。

その結果を見て、「これなら安心だ!」とお客様が思って頂けたら、
今年の冬以降の商品もぜひご用命頂きたく存じます。

ちなみに、7月に収穫した自社畑の「小麦玄麦」と「じゃがいも」は放射性物質の濃度が検出限界値以下でした。




田んぼの米もきっと大丈夫だと信じています!



私が守ってやらなければならない2歳の娘に、安心して食べさせられる数値であるか?

これを自分自身の判断基準として、

近いうちに原料米と仕込水の「仁井田本家基準」を決めたいと思っています。

そして、その基準を上回る検査結果が出てしまった時は、潔くその原料の使用を中止いたしますので、

どうか安心して、これからもご贔屓頂けますよう心からお願いいたします<(_ _)>


ただ、検査結果が基準値以下であるという事が大前提ですが、

私は出来る限り、福島県のお米を使いたいと思っています!

福島県人、お互いに助け合って生きていきたいと思っています。

2011年8月5日金曜日

平成23年度の仁井田本家は・・・

仁井田本家の新年度は毎年7月から始まります!


社員20名一人一人の年間目標の決定に始まり、

全員の個別面接、

そして全社目標の決定・発表と、年度初めはとても重要なミーティングが続きます(^v^)


今年もそれらをすべて無事に終え、
来週月曜日には全員の目標発表会が行われます(^O^)/


創業300年を迎え、「全量自然米・全量純米蔵」となった仁井田本家は・・・


経営理念: 約束を守る 

(お客様との・自分との・会社との約束を守ること!基本的に毎年同じです)


使  命: 日本の田んぼを守る酒蔵になる 
(全量自然米・全量純米仕込みで、元気な田んぼを増やします)


今年度の心意気: 300年に感謝し、新たな一歩を踏み出そう!
(大変な年ですが、酒造りを続けられることに感謝し、今出来ることをして行きます)



この3つを軸にして、前を向いて歩いて参りますm(__)m


そして・・・


☆日本酒だけに留まらない「自然米発酵醸造蔵」を目指す

☆スタッフ全員が「発酵のプロフェッショナル」になる

☆蔵のある田村を「真に豊かな田舎」にする


という3つの夢の実現に向けて、あせらず・一歩ずつ進んで参りますので、

何とぞより一層のご指導・ご鞭撻・ご愛顧をお願い申し上げますm(__)m