2012年3月27日火曜日

やりました~!

名前の長さも価格も、穏・おだやかの最高峰、 
穏 純米大吟醸 袋吊り雫酒 生」が福島県新酒鑑評会で金賞を受賞!
私が杜氏になって初めての受賞☆☆☆
なんとも嬉しい限り(^v^)
我ながら、なかなかの出来だと思います。
次女が生まれた記念に私も数本購入しました。
彼女が20歳になったらこれで乾杯する予定です(^_-)-☆

2012年3月20日火曜日

どぶろく 醸され中!

ふれあい体験のファイナルである「仕込み編」は、

みんなで育てた酒米一本〆で造る「どぶろく仕込み」!


3/10に仕込んだもろみの留温度は予定よりやや低い12℃(^_^;)

それからだんだん温度が下がり、8℃くらいまで下がったあたりから酵母が働き出して今度はじりじりと温度が上がっていきます!



で、翌週の3/17に二段目の仕込みをみんなでやって、

お陰で温度は14℃を超え、


元気よく発酵中(^v^) → アルコールも10%近くまで出来てきました!


3/24には甘酸っぱ~いシュワシュワなどぶろくが醸され予定です(^_-)-☆

賞味期限1週間と超短いですが、良かったら飲んでみてね!

お問い合わせは仁井田本家までどうぞ~☆☆☆

2012年3月3日土曜日

もうすぐ1年、これからの仁井田本家

3月になりました(^v^)

東日本大震災、そして福島第一原発事故からもうすぐ1年になろうとしています。


昨年の3月11日午後2時46分、私は麹を育てる「室・むろ」で作業をしていました。

奇しくも仁井田本家が創業300年を迎える年、

「創業300年を迎える時に100%自然米で100%純米仕込みをする蔵になる」
という長年の夢が叶う年、

そして、私が日本酒造りの総責任者である「杜氏」となって初めての年でした。

分からない事だらけの毎日を何とか凌ぎ、
全ての仕込みがあとちょうど1週間で終わるという時・・・


あの1週間はもう二度と思い出したくない位、辛かった。



でも、


あの時、自分の代ではもう二度と自社田で自然米を育てられないかもしれない、

もう誰もうちの日本酒を飲んでくれないかもしれないと、

最悪の状況を想像し、覚悟を決めなくてはと思ったあの時に比べれば、



今も田んぼで自然米を育て、

そのお米で自然酒や穏や田村を仕込めて、

それを飲んで下さるお客様がいらっしゃることはとてもありがたいこと(^v^)


今は辛くても、いつか僕たちの子孫が、

「あの時ご先祖たちが頑張ってくれたお陰だね!」

と言って笑っている姿を夢みて、

感謝の気持ちを忘れずに、

これからも前を向いて歩いて行きます。


いまこそ福島県人はお互いに支えあって生きていく時なんだと思います!


どうやら放射能との戦いは長期戦になるようです。

ありがたいことに仲間の「けるぷ農場さん」が、

ベルトールド社製の「ガンマ線スペクトロメーターLB2045」という、

放射能の検査機器を購入、一緒に検査をしてくれることになり、

今までよりも多くの放射能検査を、よりスピーディーに行えるようになりました。



この4月から適用予定の国の新基準も踏まえ、これからは、

全ての製品(日本酒・リキュール・酒粕)の全ロット検査を継続的に行い、

放射能が「不検出」(測定下限値:核種ごとに5㏃/㎏)

であることを確認した製品を出荷してまいります。

また、「米グルト」や「あまさけ」といったノンアルコールの商品は、

お子様がお飲みになることも踏まえ、

測定下限値が核種ごとに1㏃/㎏での検査を受け、

不検出を確認したものを出荷します。