2011年8月9日火曜日

今年の原料米について

東日本大震災からもうすぐ5ヶ月、

自社田の稲に今年も穂が出始めました

9月下旬には刈取りが始まり、
10月1日には「ふれあい体験・稲刈り編」を予定しています(^v^)


さて、牛肉の放射能汚染の原因として、稲わらの放射能汚染が問題になっており、

なぜ稲わらから高濃度の放射性物質が検出されたのか?

田んぼの土は大丈夫なのか?


金寳製品をご贔屓くださる皆さまもきっとご心配頂いていることと思います。


稲わらは中空構造をしており、

その構造ゆえに刈り取って田んぼで干された、

乾燥した稲わらは水分を吸収する力が高く、

そこに放射性物質を大量に含んだ雨や雪が降ると、まず稲わらに吸収されます。

やがて晴天が続くと、水分だけが稲わらから蒸発し、セシウム等は残ります。

また雨が降ると、同じようにセシウムを含んだ水を吸い上げ、それがまた水分だけ蒸発してさらに放射性セシウムの濃度が高くなる。

これを何回か繰り返したことで、通常では考えられないような高い放射性セシウムが検出されたということです。


ただし、この乾燥・濃縮のメカニズムは田んぼに生えている稲のわら部分では起きません。

いろいろな実験データや理論値がありますが、土壌から白米への放射性物質の移行係数は0.012以下であると言われています。


この移行係数等については、私も今専門の方々から教えて頂いている最中ですので、その知識を自分のものにしてから改めて書かせて頂きますが、

先にご報告した通り、仁井田本家では田んぼの土壌分析や、

収穫した玄米の放射能分析の結果など、自分がお客様だったら知りたいと思う情報について、出来るだけ検査を受け、その結果を全て皆さまに公開していきます。

その結果を見て、「これなら安心だ!」とお客様が思って頂けたら、
今年の冬以降の商品もぜひご用命頂きたく存じます。

ちなみに、7月に収穫した自社畑の「小麦玄麦」と「じゃがいも」は放射性物質の濃度が検出限界値以下でした。




田んぼの米もきっと大丈夫だと信じています!



私が守ってやらなければならない2歳の娘に、安心して食べさせられる数値であるか?

これを自分自身の判断基準として、

近いうちに原料米と仕込水の「仁井田本家基準」を決めたいと思っています。

そして、その基準を上回る検査結果が出てしまった時は、潔くその原料の使用を中止いたしますので、

どうか安心して、これからもご贔屓頂けますよう心からお願いいたします<(_ _)>


ただ、検査結果が基準値以下であるという事が大前提ですが、

私は出来る限り、福島県のお米を使いたいと思っています!

福島県人、お互いに助け合って生きていきたいと思っています。

2 件のコメント:

  1. おいしいです!
    がんばってください!

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  2. ☆匿名さん

    応援ありがとうございます<(_ _)>

    がんばります!!

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