2011年10月3日月曜日

放射能に対する≪仁井田本家基準≫について

いよいよ10月に入りました(^v^)
日本酒の仕込みが始まります!

今季の仕込みは本日10月3日から、

まずは平成22年度産の自然米を使って酒母麹の洗米から始めます。


おかげ様で創業300年を迎え、平成22年度より原料米は全て自然米となり、

自社田以外の自然米は、全て契約栽培をお願いしています。


自然米の契約は、

農家さんもしくは農業グループさんごとに平年作を基準とした面積契約である為、

豊作の年には予定数量よりも多い自然米を引き受けることになります。

逆に不作の年には予定よりも少ない自然米しか確保できません(*_*)



昨年、平成22年度の東北地方は大豊作でしたので、

契約農家さんから引き受けた自然米の量は予定よりも2割ほど増えました!


そのため一部の自然米を保冷倉庫で保管しておきました。


そこで、

まずはこの保管してあった平成22年度産の自然米を精米して仕込みを始めます!


昨年の米ですし、がっちり保冷庫に囲ってありましたので、

放射能汚染の心配は全くないのですが、

念のため玄米と、精米した白米について放射能検査を行いました。


結果は・・・ 【検出せず】


同時に仕込水の検査も行い、やはり・・・ 【検出せず】

蔵内も0.07マイクロシーベルト/時と、

原発事故以前の数値と変わりないという事で、

「全く心配ない状態」だと私は思っています!


また、

平成22年度産の自然米を使って初期の仕込みをしている間に、

今年度の新米、平成23年度産の自然米について放射能汚染の検査を行います。

今年度は自社田以外に福島県内で4つ、県外で1つの、

合計5つの農業グループに契約栽培をお願いしていますので、

それぞれに玄米での検査を検査機関で行ってもらい、

その結果が 【検出せず】 だったものだけを精米いたします!

 
さらに、

実際に仕込みに使う精米歩合まで精米した白米を、

生産者ごと・品種ごと・精米歩合ごとに、

検出限界が1ベクレル以下と精度が高い検査機関で再度検査し、

【検出せず】

つまり放射性物質の汚染がないことを確認した白米だけを、

蔵に運び込みます。


この新米の白米を使って仕込み、

出来上がった新酒と酒粕について、

念には念を入れてもう一度上記と同等の検査機関で検査をし、

放射性物質の汚染がないお酒と酒粕だけを製品として出荷します。


放射能汚染がない白米だけを使用し、

出来上がったお酒も酒粕も放射能汚染がない事を確認してから、

初めてお客様に販売させて頂きますので、

どうか安心してお召し上がりください!

今まで同様、変わらぬご愛顧を心よりお願い申し上げます<(_ _)>

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